古墳と万葉の花の宮
八岐大蛇(やまたのおろち)退治で知られる須佐之男命(すさのおのみこと)をまつる神社です。樹齢数百年の古木を容する鎮守の森に囲まれています。創建は天正三年(1575)と伝えられます。安土桃山時代、信長・秀吉・謙信・信玄ら戦国の武将が活躍した近世初頭にあたります。
五世紀頃に築かれた豪族の前方後円墳の上に建立されています。当神社の境内は約1300平方メートル・約四百余坪のほぼ全体が、間口50メートル、奥行き60メートルの前方後円墳で、水堂古墳と呼ばれ、尼崎市指定文化財になっています。
境内には色とりどりの珍しい花々が植えられていて心がなごみます。
また、拝殿の天井には鮮やかな天井画『万葉の花』鈴木靖将作が描かれています。
本殿は阪神淡路大震災で全壊、四年後に氏子らの寄付によって再建されました。
水堂古墳の被葬者と阪神大震災の犠牲者の霊に捧げる意が込められています。
古墳保存館は社務所に申し出れば見学することができます。
アクセス JR立花駅より西へ徒歩8分、阪急武庫之荘より南へ徒歩15分
TEL06-6438-3078
水堂須佐男神社
参考引用掲載 水堂須佐男神社パンフレット
写真 ro-shin