大原の里 宝泉院 |
門をくぐると正面に「五葉の松」と呼ばれる樹齢七百年(京都市指定の天然記念物)の近江富士をかたどった見事な松の木がある。
客殿の西方、柱と柱の空間を額に見立てて観賞する。
後、長和二年(1012)寂源は大原寺(勝林院)を創建し、法儀声明を盛んにした。平安末期、良忍が出るに及んで大原は、法儀声明の修学地(声明の里)として有名になる。
当院は大原寺(勝林院)住職の坊として平安末期頃よりの歴史を持ち現在に至っている。
建物は室町時代、文亀二年の再建といわれるが、建物などの形式から見て江戸初期頃の再建だと思われる。
参考引用掲載 宝泉院パンフレット
写真 ro-shin