<第3番 蓮池山 和光寺> |
みなさんは”あみだくじ”をご存知だと思います。このくじ引きは江戸時代からはやり始め「あみだの光」と呼ばれていました。
阿弥陀さまの光背があみだくじに見えるからと言う説と阿弥陀さまの光は誰にでも平等に当たると言う説があります。
このありがたい阿弥陀さまが池に投げ込まれていたと言うのです。
大阪の北堀江と言うところに池がありました。
本田善光さんと言う人が歩いていると、池の方から呼ぶ声が聞こえます。声のする方を見ると池の中から光が放たれています。
善光さんは池に入って光るものを拾い上げると仏像でした。
信心深い善光さんは仏像を背負って家へ持って帰ろうとしましたが仏像が耳元でこっちへ行ってくれと言うように聞こえますので家とは反対の方向へ言われるがままに歩いて行きました。
そして行き着いたところが信州長野の善光寺でした。
その時はもちろんお寺もお堂もなかったので、善光さんが小さなお堂を作ってそこへ背負ってきた阿弥陀さまをお祀りしたのが善光寺の始まりです。
阿弥陀如来さまは42.4cm 脇仏は30.5cmと30.2cmです。
秘仏なのでこれは前立本尊だと思います。(模写してつくられたもの)
簡単に説明するとインド〜百済〜日本へ 生身の阿弥陀如来さまとして船に乗って、日本に初めてこられた「日本最初の最古の仏像」という由緒のある仏像との事です。長野善光寺は7年に1度、秘仏御開帳があって2003年に行われたので次は2010年ですね。死ぬまでに一度行きたいです。
この仏像の写真はHP「難波の堀江」から引用させていただきました。
参考<摂津国八十八所巡礼>