飛鳥の歴史 (二) |
亀石・・・本当は恐ろしい伝説が
すると當麻の人々は水を奪い湖の亀が死んでしまったという。そこで亀を供養するために亀石が作られたと言われています。もし亀石が當麻(西)の方角を向いたら、奈良盆地は水浸しになると言われる。(亀の呪い)
亀というよりカエルに見えました。
鬼の俎(まないた)
昔この辺りは霧ヶ峰と呼ばれていて、鬼が霧を出して人々を捕まえては、この石で調理して食べていたと言います。ただこの石は古墳の横口式石槨の右室の底の部分で、欽明天皇陵の陪塚(ばいちょう)ー大きな古墳に近接してある小さな塚ーです。
鬼の雪隠(せっちん)
巨大な便器のような形をしているところから鬼の雪隠という。鬼の俎で人を食べた鬼が、ここで用をすませたといいます。この巨岩、鬼の俎の上を覆っていた横口式石槨の「蓋」の部分に当たります。封土がなくなって、恨みを持つ何者かによって破壊されたようです。
参考引用掲載 奈良・古代史ミステリー紀行
写真 ro-shin