<第2番 松泰山 東光寺> |
兵庫県西宮市門戸西町2-26 ℡0798-51-0268
和合一体の厄神明王
この寺は第52代の嵯峨天皇が御年41歳の天長六年に弘法大師空海のご指導で自ら厄除祈願を行いました。その時天皇は、愛染明王と不動明王が融合一体となって虚空より現れ諸々の厄災を打ち払い魔障を平らげる霊威を感得されたのです。
このことを空海に伝え、国家の安泰、諸厄の退散、万民の豊楽などを祈願するように勅命されました。空海はただちに和合一体の厄神明王を三体刻まれ祈願会を厳修されました。天皇は大変喜ばれて皇居において三年祈願の上、一体をここ摂津門戸の地に寺を建てて安置されたのが東光寺である。ほかの二体は、高野山麓の天野明神と山城男山の岩清水八幡にそれぞれ祀られました。
東光寺では厄神さまの尊像を、護摩を法修の上、厄除のお守りとして広く一般に領布しました。それを受けた人々はその霊験の偉大さに感激しました。
愛染明王は開運の大黒天と堂を同じくお祀りされています。