<第五番 再度山(ふたたびさん)大龍寺> |
刺客から逃れた清麿公が辺りを見渡すと大蛇のいた辺りには聖如意輪観音菩薩立っておられた。そこでこの地を霊地として一宇を建立し大龍寺としました。
804年、弘法大師は唐へ渡る前に当寺に立ち寄られ旅の安全を祈願され、その後利益あって、唐、長安で清龍寺の恵果和尚より秘法を授けられました。そして無事帰国された大師は再びこの寺で修法をしたことから再度山と呼ばれることとなった。
国ということで、このお寺には再びおまいりされることをお勧めします。
中風除けの加持祈祷で有名です。
再度山(ふたたびさん)の意味を書いておきます。
弘法大師空海が仏教の奥義を極める為に唐に渡るとき道中の安全祈願をされ、二年後に無事に帰ってこられたことを感謝して再びここにお参りされたために、再度山と呼ばれるようになりました。
霊場巡拝の意味について
①古い立派なお寺の歴史を学ぶ
②一緒に巡拝する方たちと仲良くお友達になる
③仏さまのご利益を信じて、楽しく巡拝できることを感謝しよう
④お寺の美しさや自然に接して観光しよう
⑤各霊場の御本尊を礼拝してご先祖さまの回向をしよう
⑥俗世間の煩わしさから離れてしばし心の救済を願い素直な心になろう
⑦家内安全、病気平癒、結婚成就、夫婦和合、などの諸願成就を祈願しよう
⑧山を登り長い石段を一歩一歩登ることも立派な修行であります
(大龍寺 住職さんのお言葉)
巡礼していると知らぬ間に自分の心が素直になり、自分の周りも穏やかになっています。
参考資料<西国愛染十七霊場巡礼>