<第47番 総持寺> |
本堂
そこで政朝の子らが祖父、父の遺志を継いで本堂ほか次々と完成させて892年2月4日政朝三回忌に落慶法要を営みました。
大師堂
当寺の本尊「亀に乗った千手観音」には多くの奇瑞が伝わっています。高房が二歳になる政朝をともなって太宰府へ向かう途中、淀川に船を浮かべた折り、殺されかけた大亀を救って川にはなしてやりました。後に、高房不在の折り、政朝が義母の手に掛かって淀川に突き落とされた時に、高房が助けた大亀が現れて政朝をのせて岸まで運んだという伝説が残っています。
しかしこの時も本尊は下半身は墨のように焼けこげてしまいましたが上半身は焼けずに金色に輝いていたと言われています。このことから「火除け観音」ともよばれ益々信仰がさかんになりました。
参考資料<摂津国八十八所巡礼>