<第49番 霊山寺 りょうぜんじ> |

奈良時代の末期、当山に紫の雲がたなびいているのを皇子がご覧になって山の峯を分けて登られると山内の滝の中に自然石像の不動明王が立たれているのに気がつきました。
皇子が滝の音を聞きながら一夜を念誦三昧に明かしていると、あたりに霞がかかり月光がおぼろげになった時、不動明王が現れてこう告げられました。
「私は皇子を長らくお待ちしていました。どうかすみやかにこの霊地を衆生済度のためお開きください。」と
このお告げによって当山を開き石造像の不動明王を本尊としました。




参考資料
<摂津国八十八所巡礼>