洛西観音巡礼<第10番 立願山 楊谷寺奥之院> |
うららかや やなぎもかぜに なびかれて
ほとけのみかげ うつるたにみづ
僧都は道なき道をかき分け柳の谷へ進むと谷間より光明の輝きを認められここへお堂を建て観音様を刻まれました。
その後弘法大師空海が乙訓寺で庶民の教化をされている時、当寺へ参拝され、盲目の小猿が霊水の効験によって開眼したのを見て、眼病に悩む人々のため本堂裏山の岩窟に17日間秘法を修されると、汲めども尽きぬ霊泉が湧いてきました。この水が眼病その他諸病平癒のための独鈷水として尊ばれています。
新西国17番の札所でもあります。
京都府長岡京市浄土谷2 ☎075-956-0017
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参考資料 らくさい(京都洛西観音霊場案内)
京の隠れ里の観音様 (こころの散歩道を楽しむ会)
洛西三十三ヶ所 平幡良雄著