洛陽六阿弥陀巡拝 <第5番 安養寺> |
この寺の本尊の阿弥陀如来は女人往生として信仰を集めていました。
通称「さかれんげ」と呼ばれています。普通は台座の蓮華は上向きですが、この台座の蓮華の花弁が下向きに開いています。
寺伝によると、この本尊を彫っている最中台座だけが作るたびにこわれてしまいます。
三度までは作り直したそうですがそれでも上手くいきません。
そんなある日の夜、この事に頭を悩ませていた仏師の夢の中に年老いた僧が 現れて、「逆蓮華の台座を作るが良い」と告げました。
あくる日仏師はお告げのままに台座を作ってみたところ、それ以降台座が壊こわれることはなくなり、無事に阿弥陀如来像が完成したそうです。
京都市中京区新京極通蛸薬師角