仏塔古寺十八尊 <第9番 霊禅山 久米寺> |
養老2年(718)インドの摩伽陀国の帝王、善無畏三蔵が王位を捨てて渡来し当寺に寄留し日本初の多宝塔を建立しました。仏舎利三粒等を塔柱の中へおさめています。807年唐より帰国した弘法大師空海が宝塔内で経王を講賛し、はじめて真言密教を弘伝した真言宗最初の根本道場です。
また一丈六尺の本尊の体内には一寸八分の小さな金属製立像薬師如来がおさめられています。
また、衆生の中風と下の病気を除くために薬師に誓いを立て自ら孟宗竹の箸を作ったため、竹箸を使うと中風除けと長寿が得られると言われています。
奈良県橿原市久米町502 ☎07442-7-2470
●本尊 天得薬師瑠璃光如来●開山 来目皇子