西国観音巡礼 <第10番 三室戸寺> |
夜もすがら
月を三室戸 わけゆけば
宇寺の川瀬に たつは白波
そこでお伴の右少弁犬養に原因を確かめさせたところ、宇治川上流岩渕に滝があり、その滝壺の中に千手観音像があることを発見。
この像を取り出して離宮内に安置。奈良大安寺から行表法師を迎えて住職とし御室戸寺と名づけたのがこの寺の始まりです。
その後、弘仁、花山、白河の三帝の離宮となったので、御の字を三に改めて三室戸寺と呼ぶようになったと言われています。
(本堂)本尊は十一面観音で秘仏です。
(宇治川の滝壺から発見された40cm程の像)
この塔は江戸時代のもので、山中鹿之助ゆかりの三日月寺(兵庫県佐用郡三日月町にある済露山 高蔵寺)にあったものを移したものです。
京都府宇治市菟道滋賀谷21
☎0774-21-2067
参考 西国・新西国札所巡り