一乗菩提峰 大峯山寺 |
衆生済度の金剛蔵王権現
山上ヶ岳の山頂1719mにある大峯山寺は、約1350年前、修験道の開祖、役行者によって開かれました。役行者は葛城山での修行の後、大峯の山々で苦修錬行され、山上ヶ岳において一千日の修行の末、金剛蔵王権現を感得されました。金剛蔵王権現は最初、湧出岩(ゆじゅついわ)に現れて空中に飛び立ち龍穴に降り立ったと伝えられています。
その龍穴が現在の大峯山寺の本堂の内々陣に当たります。役行者はこの蔵王権現のお姿を刻まれ、山上、山下に安置されました。これが金峯山寺の開創であり、山上の堂宇が現在の大峯寺です。
役行者が衆生救済のため最もふさわしい仏の出現を念じられたときのこと。天地がにわかに揺れ動き、ものすごい雷鳴とともに大地の間から、憤怒の相も凄まじい金剛蔵王権現が出現されたと言います。
山上ヶ岳は今なお、女人禁制が守られています。残念ながら女性は山上ヶ岳の大峯山寺にはお参りすることは出来ません。私もそうです。男に生まれ変わったら是非、山上ヶ岳に登って大峯山寺へお参りしたいと思っています。
朱印は大峯山寺と護持院(東南院・喜蔵院・竹林院・櫻本坊・龍泉院)で受けられます。
奈良県吉野郡天川村大字洞川字大峯山山上ヶ岳頂上
大峯山寺
参考引用書籍 「役行者霊蹟札所巡礼」
役行者霊蹟札所会
朱鷺書房
写真kimuraさんよりお借りしたもの・御朱印 blog管理人