私の願いは尽きることはない |
虚空尽き、
衆生尽き、
涅槃尽きなば、
我が願いも尽きん。
(性霊集巻八・八五 全集三・五百十六頁)
これは「高野山万燈会の願文 一首」(天長九年(832)八月二十二日)の中の一節である。
ーーーこの大宇宙がなくなってしまい、生きている人々や生物が一人も一つもなくなってしまい、仏様のいらっしゃるお浄土もなくなってしまった時には、私の願いも尽きてしまうであろうが、この大宇宙のある限り、生きている人たちがいる限り、涅槃のお浄土がある限り、私の願いは尽きることなく、人々を護り、そして救い続けるであろうーーーと。
お大師様はおっしゃった。
お大師様の祈り、願いは、法身大日如来が永遠の真実在であるように、いついつまでも生き続けて、私たちを守護し救って下さっているのである。
誰でも仏の子であるのだから、仏様のご誓願にあやかって正しい願いを持って、例えば井戸を掘るときのようにコツコツ努力さえすれば、泉の水はコンコンと湧き出てくるはずである。
「我即金剛薩捶(私は永遠の仏の子)」の信念を持って、楽しんで幸せな人生を送っていただきたい。仏様もお大師様も法界にいらっしゃるのだから、正しい道を歩む限り、この世がそのまま密厳浄土の大安心の仏国土となることに間違いはない。
引用掲載 弘法大師空海百話 佐伯泉澄著
これで百話を完了しました。佐伯泉澄さまの文を掲載させていただいた私も、お大師様の生涯をかけて人類のために、仏教を伝え教えて頂きましたことに深く、感謝と感動を受けました。この宇宙や人類が生きている限り、願いが続いて行くことに、多くの人が救われると思います。これからも、多くの方が救われることを願っています。
次回からは、関西のご利益の寺社を紹介して行きたいと思っています。
「Pilgrim 東西南北巡礼記」管理人ro-shin

