【婦人病】 淡島神社(あわしま) |
紀州徳川家では姫君誕生の初節句には、必ず一対の雛人形を淡島神社に奉納する習慣があったそうです。現在でも信者が奉納したさまざまな人形が朱塗りの本殿を中心にして所狭しと並んでいます。
またこの御利益に関しては全く別の話が伝わっています。淡島の神は女性で、婆利塞女(はりさいにょ)ともいいました。天神の六番目の姫として十六才の春に住吉明神の妃となりましたが、下の病気にかかってしまいうつろ舟に乗せられ堺の浜から流されてしまいました。そして三月三日に加太に流れ着いたといい自分と同じ病いの者を治す誓いをたてたと言われます。
和歌山市加太 ☎0734-59-0043
参考引用 関西御利益の寺社
写真 ro-shin