【子宝・安産】 紫雲山 中山寺 |
阪急宝塚線の中山駅から100m足らずでお土産物の並ぶ門前町があり、重層な仁王門が現れます。ここは安産にご利益のあらたかとあって、特に戌の日は若い夫婦づれの参拝者の姿がめだちます。
(本堂)
当寺の本尊十一面観音は源行綱の不信心な妻を鐘の緒で戒めたと言います。
その鐘の緒は今も保存され女性の大役である出産の無事安産を祈る「安産の腹帯」としてお祀りされています。
また世継ぎの無いのを歎いた豊臣秀吉が、このお寺に祈願して淀君に秀頼を授かった事や中山一位局が当寺の鐘の緒を受けて明治天皇をご平産なさったことなど、古くから皇室のご祟信はもちろん、武家、庶民の信仰も大変深いものでした。
安産のご祈祷を申し込むと「安産の鐘の緒」とよばれる晒の腹帯、お守り、護符、ろうそくなどが授与されます。十日間の祈祷ののち、お礼が郵送されます。妊娠五ヶ月目に晒の腹帯をまき、産気づいたら護符を水に浮かべて、ろうそくを灯し、観音様を一心に念じたら安産まちがいなしといわれています。
(大師堂)子授けの祈祷も行われています。
兵庫県宝塚市中山寺2-11-1 ☎0797-86-6517
参考引用掲載 関西のご利益の寺社
写真 ro-shin