【厄除】 門戸厄神 東光寺 |
数え年で男の25才、42才、61才、女は19才、33才、37才を厄年とされています。そのなかでも、男の42才と女の33才は大厄(本厄)といい生涯で最も注意しなければならない年で、何らかの変事が起こる可能性があるといわれています。古くから厄年にあたる人たちは、不測の災難から逃れ、健康と開運を祈る厄除祈願を行なってきました。
このような厄除祈願を行なう寺社はたくさんありますが、その中でもこの西宮の門戸厄神は、関西随一の厄除祈願の霊場としても有名です。門戸厄神は東光寺といういうれっきとしたお寺ですが、お堂の前には鰐口ではなく鈴が下がっていて、神社と間違えるかも知れません。
この厄神明王は829年嵯峨天皇が41才の時弘法大師の指導により自ら厄除祈願を行っていた時に愛染明王と不動明王の御尊体が融合一体と化して虚空の獅子座から諸々の災厄を打ち払って魔性をたいらげる霊威を夢で感得されました。そのことを弘法大師に伝えると弘法大師は三体の、和合一体両頭の明王像を刻まれました。一体はこの寺、一体は紀国高野山の天野明神へ、一体は京都山城国、男山の岩清水八幡へ勧請されました。
愛染明王は開運の大黒天と堂を同じくお祀りされています。
毎月19日が縁日で特に1月の大祭には多くの人々が集まります。
毎年11月19日には人形供養も行われています。
兵庫県西宮市門戸西町2-26 ℡0798-51-0268
参考引用掲載 関西ご利益の寺社
写真 ro-shin