2009年 04月 29日
近江湖東 <第22番 補陀洛山 長光寺 花の木寺> |
花の木の伝説
この長光寺は通称「花の木寺」と呼ばれ、次のような話が伝えられています。推古天皇の時代、聖徳太子がお妃とともに老蘚の森に仮住まいしていた時の事、太子のお妃が難産で苦しまれていた。太子は妃に「お前は仏法を信じ、一心に御仏の加護をお祈りしなさい」といわれ、妃は太子の教えを受けてその通りお祈りすると妃の願いが届いたのだろうか、西南の方から一人の童子が現れて「あなたのその願いは観音様が聞き入れてくれるでしょう。」といって美しく輝きながら童子は飛び去って行った。
そしてまもなく妃は子供を安産された。太子は不思議に思って使いのものに童子の去ったあとを追わせると、南西約4kのところに山があり、その麓に約3mの香木があった。その根元に同じくらいの石柱のようなものがあって青・黄・赤・白・紫の五色に光り輝いていた。
使いのものは太子にこの事を話すと、太子ご自身でその石柱に手を合わせるとたちまち千手観音の姿が現れた。太子は香木で千手観音像を刻み腹中に法華経・維摩経・勝鬘経の三部のお経を籠めて本尊とした。そしてこの土地を記念するため霊木(栴檀)を植えられたのが現在の花の木と言われています。高さ約15m、周囲約3mの巨木で天然記念物に指定されています。

太子はこの地を転妙法輪、仏教長久の地として、武川綱に銘じてここに本堂と金堂、法堂、鐘楼堂、僧堂、食堂など七堂伽藍を建て、峰には十二社権現、東には薬師、十二神将、西には弁財天その他をお祀りしました。以来栄枯盛衰を重ね現在に至っています。

近江八幡市長光寺町694 ☎0748-37-7743
参考引用掲載 近江湖東二十七名刹巡礼
by ro-shin
| 2009-04-29 14:13
| 近江湖東27名刹
|
Trackback

