近江湖北 <第16番 無為山 安楽寺> |
●御詠歌
あんどして ごくらくのみち たづぬれば
みじかにおわす びわのきしべに
彦根城の藩士の井伊直孝が、井伊家菩提所竜潭寺の開山、萬亀和尚に依頼して再建されたのが現在の安楽寺です。
弘安二年(1278)九条家より無為(平和)を祈願して寺を建てられ、安楽精舎と呼ばれたのがその始まりです。ご本尊の釈迦牟尼仏は室町時代の傑作といわれ寺の再建の時に浅井家家老が納めたものです。この寺は禅寺らしく「座禅和讃」で、私たちが親しみやすい、白隠禅師の達磨画像や海北友松の水墨画、仙厓禅師の屏風などがあります。
滋賀県長浜市細江 ☎0749-72-2381
参考引用掲載 近江湖北二十七名刹巡礼
写真 ro-shin