紫金山 法楽寺 |
平家物語と法楽寺

「平清盛の嫡子、重盛は『吾身栄花』ごしんえいかを安じるため、妙典という正直者の船頭に黄金三千枚を託し宗国育王山へ結縁を求めました。妙典は宗国へ渡って育王山の方丈、仏照国師に逢い、重盛の意を伝えました。国師は重盛の仏法によせる篤い志に感嘆し、阿育王寺伝来の内二顆を送ってその篤志に報いました。」
治承二年(1178)摂津国住吉郡、河内源氏の支配地の真っ只中に怨親平等(敵味方の分け隔てなく平等に祀る)を旗印に源氏の棟梁、源頼朝公の念持仏である如意輪観音と、阿育王寺より伝来した仏舎利をお祀りするため、法楽寺を建立しました。お寺の古文書には、「安元元年(1175)乙未也」と記されています。もともとこの地には大日如来をお祀りしていました。
大阪市東住吉区山坂1-18-30 ℡06-6621-2103



法楽寺は八百年の歴史があります。
1178年平安時代末期で、開基は平清盛の嫡子、小松内大臣・平重盛です。
法楽寺は田辺にあるところから「たなべ不動」と呼ばれ親しまれています。
毎月28日は不動明王さまの縁日。朝六時、十時、午後二時に御護摩が修され参拝者で賑わいます。


お釈迦様誕生の地・ネパール国から友好のしるしとしてマニ車(経車)が贈られおおさか十三仏の各霊場に安置されています。マニ車とは、このマニ車にお経を納めたり、またこれを回転させることによってお経を読誦するするのと同じ功徳があると言われています。

四国の霊場の地図。



参考引用書籍 「役行者霊蹟札所巡礼」
役行者霊蹟札所会 朱鷺書房 写真・御朱印 blog管理人